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アドベントカレンダー変わったこと/変わらなかったことの16日目です。
ドイツに住むことになりました。
ドイツに行くことが決まったのが今年の1月。5月には新生活を始めている予定でしたが、コロナで何度も延期になり、9月からドイツのボンという街で生活をしています。
さて、海外への移住には文字通り「移る」と「住む」の2つが必要です。
移る
ビザ取得、飛行機手配、空港からの電車予約、ホテル予約など
住む
家探し、銀行口座開設、電話番号入手、ジム契約、住民登録、保険契約など
今日は住むパートの家探しに焦点を当てて、海外在住にはルームシェアがおすすめな理由を紹介します。
筆者の現状
PhDでドイツにいます。英語は日常会話に支障ないレベルで話せますが、ドイツ語は勉強中でほとんど分かりません。
フランスに2年間住んでいたこともあり、ヨーロッパでのトラブル対応力は比較的高いかもしれません。
最も効果的な対応は「気にしない」こと
2回のホームステイを含めると、ルームシェアはこれで5回目になります
- フランス留学の最初の2ヶ月ホームステイ
- スペインで1ヶ月フラットシェア
- フランス留学の後半で3ヶ月ホームステイ
- フランス留学の最後にルームシェア2ヶ月
- ドイツでルームシェア(今回)
長期のルームシェアは今回が初めてとなります。
海外在住にルームシェアがおすすめな理由
①口座の開設、住民登録などの手助けをしてくれる
住むパートで最も大きな問題になるのが役所とのバトル。
ドイツに住んでいる人は年齢を問わず(!)ほとんどの人が英語を話せます。しかし、役所の手続きなどに関する手紙は全てドイツ語で送られてきます。新しい国への住み始めは、得てして語学が障壁となります。僕もその例にもれずドイツ語が分からないので、Google翻訳で頑張るか、人の助けを借りることになります。ルームメイトがいると、気軽に助けを求めることができます。
②初期費用を抑えられる
多くの場合、ルームメイトで共有しているものがあります。住み始めたばかりの頃って生活必需品(キッチン周り、机など)を買うのに時間もお金も取られてしまうんですよね(Amazonで机を買ったら組み立てるためのハンマーが必要だった、ということも)。ルームシェアをするとお金だけでなく、時間の節約もすることができます。
③友だちが増える
現在(2020年12月)、ドイツはロックダウン中で、新しい人と対面で会うことは実質不可能です。
そんな状況でも、一緒にランニングに行ったり、TVを見て話をする相手がいるのはルームメイトがいるからこその楽しみです。ルームメイトがいなければ、マッチングアプリで知り合った人とチャットをするくらいしかドイツの人と話す機会はなかったでしょう。
④現地の言葉、文化を学べる
「言語を学ぶには、その国の恋人を作るのが一番」とよく言いますが、二番目を挙げるとすればルームメイトでしょう。
語学学校によくあるのが、ある場面を想定した会話練習です。例えばディナーで出てきた白ワインについての感想を言いあう、という場面。でも、ルームメイトがいればそんな場面は目の前にあります。
語学力だけでなく、その国に住んでいないと知らないことも教えてくれるのも嬉しいですね(パーティマナーから今日のニュースまで)。与えられたら返しましょう(後述)。
いいルームシェア物件を見つけるために
①できることはなんでもする
ルームシェア用のウェブサイト、Facebookのルームメイト募集ページなど、登録できるところはどこにでも登録して、気になる人には積極的に連絡しましょう。連絡するときはできるだけ具体的に自分の状況を説明すると、相手からの返信率は上がります。たくさん返信がくれば安心できますし、選択肢がなくなって怪しい業者に捕まることも少なくなります。そのためにもまずは積極的に行動!
②街のど真ん中は避ける
どうしても家賃の割に狭くなるので、ルームシェアには向かないかもしれません。バスの1〜2駅圏内にスーパーがあれば、どうしようもなく困ることはないと思います。中心地から20分圏内であればだいぶ優秀ではないでしょうか。街によっては終電の概念がないところもあるので、そのあたりを利用してナイトライフも楽しむのも良さそうです。
もちろん目指すライフスタイルによって意見が分かれると思います。失うものが少ないのであれば、街の中心地の狭めなフラットに住んでみるのも楽しいですよ。
③必ず事前にビデオ電話で家の中を見せてもらう
video tourをしてほしいと言うと、ビデオ電話などで家の中を見せてくれます。時間が合わない場合は録画したビデオでもいいので、送ってもらいましょう。
理想はビデオ電話です。ルームシェアを始める前に、少しでも相手と話しておくと、移住前の不安はだいぶ解消されると思います。もし、家や生活に関する不安があれば、ここで聞くのがいいと思います。僕は最初の家賃の支払いが遅れるかもしれない旨を相談しました。自分が住む部屋の確認も忘れずに。
ルームシェアをしてみて気づいたこと
①Netflixアカウント過多
6人中4人がアカウントを持っています。こんなにいらない。
ほかにもAmazon Prime, Disney+, YouTube Premium, Masterclassと誰かしらがサブスクリプションを持っているので、ストリーミングサービスには困らなくなりました。
②自分ができることを考えるようになった
ルームメイトにはこの3ヶ月で助けられてばかりです。自分も同じ家に住む一員として、会話や料理など、何かしらでルームメイトを喜ばせられたらいいなと思っています。
最後までありがとうございました。何か気になる点があれば、Twitterまで!
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明日17日目はトモイさんの 「韓国朝鮮語学習と自分、言語を通して見えるもの」です。
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